version

2019/01/31

ワコムのペン技術、AI(人工知能)を活用したデジタルノートに搭載  iFLYTEK社の言語・音声認識技術の利便性と、「紙とペン」に近い書き心地を融合

株式会社ワコムは、AIによる言語・音声認識開発の中国最大手企業iFLYTEK(アイ・フライテック)から発売されたタブレット端末「AI Note」に、当社独自のEMR®(電磁誘導方式)デジタルペン方式が採用されたことを発表しました。

iFLYTEKは、1999年に中国で設立されたAIベンチャー企業で、特に言語・音声認識分野におけるAIの開発に注力、中国ではこの分野の最大手です。これまでに、同社の技術を生かしたスマートスピーカーや、音声認識・翻訳、スピーチテキスト変換などができる、機器やアプリの開発・提供を行っています。中でも、小型翻訳機iFLYTEK Translator 2.0は、今年のCES (コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)でイノベーション・アワードを受賞しました。

iFLYTEK社「AI Note

 

iFLYTEKの「AI Note」は、会議などの音声を、同社のAI技術によって瞬時にテキスト変換します。デジタルペンを使った手書き入力、テキスト変換も可能で、目に優しい高コントラスト比が特長でもあるEインク(台湾)製の10.3インチスクリーンと組み合わせることで、「紙にペンで書いている」ような、自然でなめらかな書き心地を実現します。さらに、ペンを使って加筆・編集したり、ハイライトした文章の音声を再生するなど、デジタルならではの活用方法が可能で、ビジネスや学習などの用途で大幅な効率アップを図ることができます。

当社テクノロジー・ソリューション・ビジネスユニット担当SVPの小峰明武(こみね さやたけ)は、AI Noteは、デジタルペンとインクに並々ならぬ情熱を注ぐ、iFLYTEK、ワコム、Eインクの3社のコラボレーションの成果です。デジタルの紙・ペン、インクにAIが融合することで、アナログのノートとは全く異なる体験を提供できるようになりました」と述べています。

ワコムは、今後も様々なパートナー企業と協力しながら、高品質のデジタルペンとインクの体験を提供してまいります。

iFLYTEKは、ワコム、Eインクと共に、デジタルステーショナリーコンソーシアムのボードメンバーです。同コンソーシアムのボードメンバーは、6社で構成されており、モンブラン、富士通クライアントコンピューティング、サムスンが名を連ねています。

 

【ワコムについて】
株式会社ワコム(東証一部: 6727)は、デジタルペンの技術を通して、「デジタルで描(書)く」体験をお客様の様々な二ーズに合わせてお届けする、「テクノロジー・リーダーシップ・カンパニー」です。ワコムのペンタブレット製品は、全世界150以上の国と地域で、映画制作や工業デザインのスタジオ、デザイナー、マンガ家などのプロクリエイターから、趣味でイラストや写真加工を楽しまれる方まで幅広くご愛用いただいております。また、「書いて学ぶ」ことが欠かせない学校や塾など教育の現場、医療現場での電子カルテ等の記入、金融機関等での各種申込書、クレジットカードの電子サイン用にも、ワコムの製品は使用されています。さらには、オフィスや家庭で使われているデジタルペンを搭載したパソコン、タブレット、スマートフォン向けにもワコムのペン技術をOEM提供しており、多くのモバイルIT機器に搭載いただいています。 ワコムはこれからも、最先端技術との連携も視野に入れた新しいデジタルペンの体験と価値をお届けしてまいります。

<報道機関からのお問い合わせ先>
株式会社ワコム
   広報室
Tel
03-5337-6702
E-mail: wacom-pr@wacom.co.jp