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2016/05/12

ワコム、デジタル・インクとデジタル文房具の普及を促進する 「コネクティッド・インク」のイベントを中国・上海で開催

株式会社ワコムは、今年1月7日に米国・ラスベガスにて披露した「デジタル・ステーショナリーコンソーシアム(Digital Stationery Consortium)」におけるパートナー各社を募るため、「コネクティッド・インク(Connected Ink)」と銘打ったイベントを、5月12日に上海で開催します。

一連の「コネクティッド・インク」では、多くの方々に豊かな「デジタル・インク体験」をしていただくため、プラットフォームやエコシステムなどの垣根を超えて、ITハードウェア、ソフトウェア各社やサービス事業者、文房具、出版、教育など各業界のパートナー企業と協力していく環境を整えることを目指しています。

当社の代表取締役兼CEOの山田正彦は、次のように述べています。

「誰もが、自由に新しいアイデアを追求し表現することができる、クリエイティビティにあふれた活き活きとした世界を実現しようというビジョンが、私たちのビジネスの原動力です。3万年以上前に人類がインクを使いはじめて以来、インクはクリエイティビティ追求のために不可欠な道具であり続け、閃きをとらえ、感じたことを表現し、世代を超えてアイデアを共有するのをサポートしてきました。また、人はクリエイティビティによって自らを表現し、喜びや願望を形にしてきました。その意味でインクは、人類史上最もパワフルでクリエイティブなツールだといっても過言ではないでしょう。」


私たちの周囲には、芸術、文学、ビジネス、教育、学問、数字、科学、工学から建築に及ぶまで、デジタル・インクで表現されたものが溢れています。ワコムは、ペンタブレットとデジタルペンのソリューションによって、こうした分野でのインク活用を30年にわたって支えてきました。3次元画像制作やクラウドなど近年の技術・業界トレンドの進展により、多くの人々が「デジタル・インクのパワー」を駆使して、さらに創造的、生産的に活動し、コミュニケーションをはかれる状況が整ってきました。

共に活動いただけるパートナーとしては、スマートホンやタブレットなどITデバイスのメーカーから、デジタルペンやスタイラス、文房具各社など様々です。さらには、ディスプレイメーカー、ペンとタッチのソリューション、OSなどのメーカーからソフト開発業者、クラウドサービス事業者、ユーザーグループ、研究者やその他のコンソーシアムなど多岐に及びます。

ワコムは、世界4大文明の一つの発祥の地であるここ中国で、ともに新しいページをつづっていくパートナーを募っており、今回の「コネクティッド・インク」では、デジタル文房具時代に向けて重要な役割りを担う以下3つの領域の責任者がプレゼンテーションを行います。

ハイディ・ウォン(ポートフォリオ・マネジメント&テクノロジー・マーケティング バイスプレジデント)

ワコムの提唱するWILL(Wacom Ink Layer Language)によって実現される、これからのクリエイティビティの伝え方と、新しいコミュニケーションのあり方。


井出信孝(いで のぶたか/テクノロジー・ソリューション事業部長)


誰もが最高のデジタルインク体験ができるようになるために、ワコムが提供できること。
「ユニバーサル・ペン・フレームワーク」、ペン・カートリッジ、ペンID活用など。


ファイク・カラオグル(プラットフォーム&アプリケーション事業部長)

デジタルインクを最大限活用するために、ワコムおよび各社が提供するアプリやサービスの「ワンストップ・ショップ(すべて入手可能な場)」としての「ワコムマーケットプレイス」。

このほか、参加企業のエグゼクティブたちを招いて、デジタル・インクの将来やインクの標準化、インクがもたらすインパクトなどについて語るパネルディスカッションも予定されています。

【ワコムについて】
株式会社ワコム(東証一部:6727)は、1983年に創業し、現在では日本を含めた全世界150 カ国以上で製品を販売しています。これまで、よりクリエイティビティに富んだ世界を実現するための製品をお届けする中で、世界中のデザイナーやクリエイターの方々のご愛顧を頂いて成長してきました。当社のペン&タッチタブレット、液晶ペンタブレット、モバイルクリエイティブタブレット、スタイラス製品、そして各種デジタルインターフェース機器は、デジタルアート、映画、特殊効果、ファッション、商品デザインなどの分野で幅広く利用されています。当社はまた、若手のデザイナーやクリエイター育成をサポートする多くの活動にも参画しています。

当社の培ってきた技術をモバイル端末用途に最適化したWacom® feel IT technologiesは、各社が展開するスマートフォン、タブレット端末、電子書籍端末など様々な製品群にコンポーネントとして採用されています。ECADシリーズは、主に国内製造業向けに提供している電気設計用CADソフトです。以上のように、当社が提供する技術は、ビジネスからホームユースまでのさまざまなシーンで、デジタルコンテンツクリエーション、医療・教育・金融などの分野で利用されています。

※ワコム、ECAD、ECAD dio、Wacom feel IT technologiesは株式会社ワコムの商標または登録商標です。
※その他、本書に記載されている会社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。
※本書に記載されている内容は発表時点のものです。やむをえない事情で当日の内容に変更が生じる場合があります。

<報道機関からのお問い合わせ先>
株式会社ワコム 広報室
電話:03-5337-6702 
Eメール:wacom-pr(at)wacom.co.jp