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2018/08/09

ワコム、VR/MR空間でのデザインや映像制作向け新製品の開発にて  顧客の要望を引き出す体験会をSIGGRAPH会場近くで実施

株式会社ワコムは8月14日(火)、カナダ ブリティッシュ・コロンビア州のバンクーバーで開催される、 コンピューター・グラフィックス、アニメーション、ゲーム、デジタルアートなどの展示会「SIGGRAPH (シーグラフ)」の機会を捉え、会場近くのフェアモント・パシフィックリムホテルにて、VR(仮想現実)及び MR(複合現実)環境での製品デザインや、コンテンツ制作を可能にする「実証用試作機(PoC: Proof of Concept:)」の体験会を行います。

この体験会で展示するPoCでは、VR/MR環境でリアルタイム、原寸大にて自動車や3Dゲームなどの デザインや制作が可能で、作業プロセスのスピードや、クオリティを向上させることができます。 開発段階から、将来発売される製品の顧客層であるSIGGRAPHの来場者たちにPoCを体験いただき、直にフィードバック得ることで、製品の完成度を高めることを主眼に置いています。

この機会に、SIGGRAPH を取材されるジャーナリストの皆様にもご来場いただければと考えております。

イベント名  Wacom Creators’ Conference at SIGGRAPH
日時 8月14日(火)  16:00-17:00(プレゼンテーション、デモンストレーション)
                                 17:00-19:00(体験会、レセプション)
場所 Star Sapphire, Fairmont Pacific Rim 
https://www.fairmont.com/pacific-rim-vancouver/
ご来希望者の方は、こちらでお申し込みください。

本イベントでは、弊社代表取締役社長兼CEOの井出信孝のご挨拶に続き、弊社及び英・グラビティ・スケッチ社(VRを使った3Dデザインソフトを開発)の担当が、PoCとグラビティ・スケッチソフトの説明や、VR環境での工業製品デザインのデモを行います。また、米・映画製作会社ルーカスフィルムのシニア・コンセプトアーティストJama Jurabaev(ジャマ・ユラバエ)氏が、VR環境でのコンテンツ制作を披露します。

<ご参考>
現在、デザインやコンテンツ制作の環境は、液晶ペンタブレットやディスプレイ画面上に画像を描きこむ「2D(2次元)」の作業が主流です。3D(3次元)描画ソフトを使って、立体をデザインする場合でも、ディスプレイ上で作業する点は2Dと同じです。今回のPoCでは、VR/MRの3D環境でリアルタイムに確認しながらデザインや制作・編集することが可能となります。例えば、新規開発する自動車のコンセプトを検討する際の初期デザイン過程で、ゴーグルを装着して映し出されるVR/MR空間に実物大の自動車を描き、縮尺(スケール)を自在に変更しつつ、物理的な大きさを実際に確認しながら作業することができます。

【ワコムについて】
株式会社ワコム(東証一部: 6727)は、デジタルペンの技術を通して、「デジタルで描(書)く」体験をお客様の様々な二ーズに合わせてお届けする、「テクノロジー・リーダーシップ・カンパニー」です。ワコムのペンタブレット製品は、全世界150以上の国と地域で、映画制作や工業デザインのスタジオ、デザイナー、マンガ家などのプロクリエイターから、趣味でイラストや写真加工を楽しまれる方まで幅広くご愛用いただいております。また、「書いて学ぶ」ことが欠かせない学校や塾など教育の現場、医療現場での電子カルテ等の記入、金融機関等での各種申込書、クレジットカードの電子サイン用にも、ワコムの製品は使用されています。さらには、オフィスや家庭で使われているデジタルペンを搭載したパソコン、タブレット、スマートフォン向けにもワコムのペン技術をOEM提供しており、多くのモバイルIT機器に搭載いただいています。 ワコムはこれからも、最先端技術との連携も視野に入れた新しいデジタルペンの体験と価値をお届けしてまいります。

<報道機関からのお問い合わせ先>

株式会社ワコム 広報室
電話:03-5337-6702  Eメール:wacom-pr@wacom.co.jp