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2014/10/10

【プレスリリース】 ワコムが提案する近未来のデジタルインク活用コンセプトを披露

株式会社ワコムは、世界をリードするアイデア&イノベーションマガジン『WIRED』が10月10日(金)に「未来の都市を考える:TOKYOを再インストールせよ」をテーマとして開催した「WIRED Conference 2014」(虎ノ門ヒルズフォーラム)に登壇し、未来の都市でのデジタルインクの活用に関するコンセプトを提案します。

エネルギー、交通、経済、建築、福祉、医療、コミュニケーションなど、私たちの生活環境のあらゆる面で多様化が進み、オリンピックが開催される2020年に向けて大きく変化を遂げようとしている東京。その東京の未来都市としての姿に焦点をあてたこのイベントで、ワコムはデジタル時代の「ペン」、「インク」、「メディア(記録媒体)」という3つの要素を軸に、新たな価値提案を行います。

ワコムが提唱している「Wacom Ink Layer Language (WILL™)」では、デジタル機器上で書かれた線や文字の視覚的な「インク情報」に、メタデータ(時間・場所・IDなど)を埋め込むことができます。こうした情報を様々に組み合わせて利用することで、幅広い分野での活用が期待できます。

教育現場では、子供たちが「紙に書く」という行為が重視されています。ワコムのデジタルインクソリューションでは、紙に書かれた情報をそのまま電子化することも可能なため、例えば漢字の書き取りテストでは筆順を再現して書き順まで考慮した採点が可能になります。また、手書きで記入された内容を文字や図形認識することにより効率的に採点できるようになります。

加えて、ワコムは今後も新たに開発される多様なデバイスに対応する、サインデータ照合による認証技術の提供にも注力します。例として、システムへのログインの際、IDパスワードや専用の認証装置を使用せず、タッチパネルに直接デジタルペンでサインするだけでログインすることが可能になります。デジタル契約書へのサイン入力ソリューションにおいても、サイン認証との組み合わせにより、契約時のなりすましを防止することも可能となり、様々な用途やメリットを提供していきます。

今後ワコムはパートナー企業様と共に本ビジネス領域の拡大に注力してまいります。


※WIRED CONFERENCEの詳細はこちらから:
 http://wired.jp/conference2014/


【ワコムについて】
株式会社ワコム(東証一部:6727)は、1983年の創業以来、日本を含めた全世界150 カ国以上で製品を販売しています。これまで、よりクリエイティビティに富んだ世界を実現するための製品をお届けする中で、世界中のデザイナーやクリエイターの方々のご愛顧を頂いて成長してきました。 現在、当社のペン&タッチタブレット、液晶ペンタブレット、モバイルクリエイティブタブレット、スタイラス製品、そして各種デジタルインターフェース機器は、デジタルアート、映画、特殊効果、ファッション、商品デザインなどの分野で幅広く利用されています。また、当社は、若手のデザイナーやクリエイター育成をサポートする多くの活動にも参画しています。さらに、当社の培ってきた技術をモバイル端末用途に最適化したWacom® feel IT technologiesは、各社が展開するスマートフォン、タブレット端末、電子書籍端末など様々な製品群にコンポーネントとして採用されています。さらに、ECADシリーズによって、国内製造業向けなどに電気設計用CADソフトの提供も行っています。このように、当社が提供する技術は、ビジネスからホームユースまでのさまざまなシーンで、デジタルコンテンツクリエーション、医療・教育・金融などの分野で利用されています。


※ワコム、WILL、Cintiq、ECAD、Wacom feel IT technologiesは株式会社ワコムの商標または登録商標です。標です。
※その他、本書に記載されている会社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。
※本書に記載されている内容は発表時点のものです。やむをえない事情で当日の内容に変更が生じる場合があります。


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