株式会社ワコムのWindows 8搭載のクリエイティブタブレット「Cintiq Companion」26台が日本アニメ・マンガ専門学校（新潟県新潟市、校長：野沢康彦、以下 JAM）に導入され、2014年4月よりキャラクターデザイン科などの実習授業で使用されています。
JAMは、著名なマンガ家を多く輩出している新潟県において、社会に通用するプロのマンガ家・イラストレーター・アニメーターを育てる学校として2000年に開校されました。クリエイティブ業界の中心地である首都圏ではなく、地方都市にありながらも全国的に高いデビュー・就職実績を誇ります。そのため、デジタル化が進むマンガ・アニメ業界で通用するスキルを身につけられるよう、業界準拠の環境整備に力を注いでいます。
同校は、デジタル化に特化したキャラクターデザイン科を中心に、既に数年前からペンタブレット「Intuos®」シリーズを使用した授業に積極的に取り組んできましたが、作家や企業に年々浸透しつつある液晶ペンタブレットのスキル向上が必要と考え、「Cintiq」シリーズの導入を検討してきました。PCに接続する必要がある液晶ペンタブレットの導入にあたっては、既存の学内のPC設備の不足が課題でしたが、Windows 8を搭載した「Cintiq Companion」であれば、PC設備のない教室でもデジタルの授業を行えることから、導入を決めました。「Cintiq Companion」を導入したことで、同校では今後のカリキュラムにも学生のモチベーションを高める様々な創意工夫ができると考えています。持ち運びに適した「Cintiq Companion」の利点を活かし、デジタルイラスト特訓合宿やデッサン旅行など学校外で行う授業での活用方法を検討しています。
入学志望者に向けた出張オープンキャンパスでは、昨年まではアナログの画材を使った体験授業しか行っていませんでしたが、本年度は「Cintiq Companion」を使って、デジタルに特化した 同校の授業の特徴を十分にアピールするとともに、デジタルが苦手な高校生にもアナログと同じ感覚で絵が描けることを体験してもらうことで、入学志望者増への確かな手応えを感じています。また、香港など海外都市での進学ガイダンスでも、「Cintiq Companion」を持ち込んで体験授業を行っています。世界に通用するデジタルスキルを身に付けられるJAMをアピールすると共に、留学生の受け入れ拡大の取り組みにも貢献しています。
学生の就職希望先であるクリエイティブ業界の企業では、「Intuos」に加えて「Cintiq」の導入が増えています。液晶ペンタブレットを使用したスキルを身につけられることは、就職を考えるうえで、学生にとって大きなメリットとなります。日本中、世界中から学生を呼び込み、デジタル化が進む 業界のニーズに応えられるスキルの高い、世界で活躍できる人材輩出を目指すJAMの取り組みに、今後も期待がかかります。
※ワコム、Cintiq、Intuosは株式会社ワコムの商標または登録商標です。
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