富士通株式会社が、10月6日に発表したWindows 10を搭載したタブレット
「ARROWS Tab Q506/ME（文教向け）」と「ARROWS Tab Q506/MB（一般向け）」に、モバイル機器用途に最適化したワコム独自のデジタルペン入力システムWacom® feel IT technologies（以下feel™）が採用されました。
両製品とも、ワコムが提供する「デジタイザー（電磁誘導方式）」を搭載し、2048段階までの筆圧検知が可能なスタイラスペンを採用しました。あたかも鉛筆で紙に書いているかのような使用感を再現するために、ワコムの提供するペンの「芯材」と、富士通のタブレットの液晶表面に貼るフィルム材の摺合せを共同で行い、詳細な文字・図形の入力にも最適となりました。
「ARROWS Tab Q506/ME（文教向け）」
開発に際しては、生徒たちの学習環境に自然に溶け込むよう、スタイラスペンの書き味を最重視しています。特に、紙と鉛筆の間に生じる摩擦や振動の波形といったデータを分析し、実際に紙に鉛筆で書くのに限りなく近い感覚を再現するのに、富士通から様々なノウハウを提供いただきました。これに加え、反応速度、追従性、精度も改善し、より一層の使いやすさと高い性能を実現しています。また、画面が濡れていても使用可能なIPX2に準拠した防滴対応が施されています。（タブレット本体は、防水 〈IPX5/7/8〉・防塵 〈IP5X〉対応です）。
手書きの良さをスムーズにデジタル環境に移行しながら学習に役立てていただけるように、
付属のペンに加えて、鉛筆の形状と太さでグリップの良さと高いフィット感のあるスタイラスペンも富士通株式会社からオプションで提供され、これにもfeel™が採用されています。
富士通株式会社 パーソナルビジネス本部 本部長代理 仁川 進氏は、本製品について、 「富士通は、文教市場（学びの場）へのICT導入が進む中、学びの場でタブレットを快適に
使えることが重要になると考えています。このたび富士通は、ワコムとの協力の下、ペン入力に徹底的にこだわって、『鉛筆でノートに書きこむような書き心地』を実現した最新タブレット『FUJITSU Tablet ARROWS Tab Q506/ME』を共同で開発しました。 生徒一人ひとりがより
主体的に楽しみながら、高い学習効果を得られるツールとして、本タブレットが活用されることを期待しています」と、語っています。
ワコムは今後も、様々なモバイル機器上でのfeel™テクノロジーの採用を広め、モバイル機器
上でより直観的、効率的、そしてクリエイティブな使い方を、お客様と共に提供してゆきます。
※ワコム, Wacom® feel IT technologiesは、株式会社ワコムの商標あるいは登録商標です。
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【ワコムについて】
株式会社ワコムは、1983年の創業以来、日本を含めた全世界150 カ国以上で製品を販売しています。これまで、よりクリエイティビティに富んだ世界を実現するための製品をお届けする中で、世界中のデザイナーやクリエイターの方々のご愛顧を頂いて成長してきました。 現在、当社のペン&タッチタブレット、液晶ペンタブレット、モバイルクリエイティブタブレット、スタイラス製品、そして各種デジタルインターフェース機器は、デジタルアート、映画、特殊効果、ファッション、商品デザインなどの分野で幅広く利用されています。また、当社は、若手のデザイナーやクリエイター育成をサポートする多くの活動にも参画しています。さらに、当社の培ってきた技術をモバイル端末用途に最適化したWacom® feel IT technologiesは、各社が展開するスマートフォン、タブレット端末、電子書籍端末など様々な製品群にコンポーネントとして採用されています。このように、当社が提供する技術は、ビジネスからホームユースまでのさまざまなシーンで、デジタルコンテンツクリエーション、医療・教育・金融などの分野で利用されています。
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