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2016/06/03

電子楽譜専用端末に ワコムのデジタルペン入力技術初採用  紙の楽譜と同様に、電子ペンによる譜面への書きこみや消去が可能に

株式会社ワコム独自のデジタルペン入力システム“feel™”が、テラダ・ ミュージック・スコア株式会社が開発した世界初の「2画面電子ペーパー楽譜専用端末“GVIDO”」に採用されました。

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 電子楽譜専用端末 “GVIDO” 試作機のイメージ

テラダ・ミュージック・スコアは、楽譜のデジタル化を通じて音楽シーンに革命をもたらし、音楽に関わる人々に新しい価値を提供することを目的として設立されました。今回開発された電子楽譜専用端末は、E-INK社の”Mobius”13.3型フレキシブル電子ペーパーを採用しており、デジタル化された楽譜を精緻に表示することが可能です。

加えて、ワコムが提供する「デジタイザー(電磁誘導方式)」と、2048段階までの筆圧検知が可能なスタイラスペンを搭載しており、譜面への書き込みが手軽にできるほか、それらを消して書き直すこともできます。演奏者はしばしば、楽譜に様々な書き込みを行いますが、デジタル化された楽譜でも同様のことが可能になり、新たな使用スタイルが実現できます。

ワコムのデジタルペン入力システムはこれまで、PCやタブレット端末、スマートフォン、電子ブックなど多くのモバイルIT機器に搭載されてきました。電子楽譜専用端末への採用によって、さらに幅広い用途展開に弾みがつくものと期待されています。

「デジタル文房具」時代を見据えて、ワコムはこれからも多くのモバイル機器でデジタルペン入力ソリューションの採用を広め、より直感的で楽しくクリエイティブに使える製品をパートナー各社との協力のもと提案してまいります。


【ワコムについて】
株式会社ワコム(東証一部:6727)は、1983年に創業し、現在では日本を含めた全世界150 カ国以上で製品を販売しています。これまで、よりクリエイティビティに富んだ世界を実現するための製品をお届けする中で、世界中のデザイナーやクリエイターの方々のご愛顧を頂いて成長してきました。当社のペン&タッチタブレット、液晶ペンタブレット、モバイルクリエイティブタブレット、スタイラス製品、そして各種デジタルインターフェース機器は、デジタルアート、映画、特殊効果、ファッション、商品デザインなどの分野で幅広く利用されています。当社はまた、若手のデザイナーやクリエイター育成をサポートする多くの活動にも参画しています。
当社の培ってきた技術をモバイル端末用途に最適化したWacom® feel IT technologiesは、各社が展開するスマートフォン、タブレット端末、電子書籍端末など様々な製品群にコンポーネントとして採用されています。ECADシリーズは、主に国内製造業向けに提供している電気設計用CADソフトです。
以上のように、当社が提供する技術は、ビジネスからホームユースまでのさまざまなシーンで、デジタルコンテンツクリエーション、医療・教育・金融などの分野で利用されています。

※ワコム、ECAD、ECAD dio、Wacom feel IT technologiesは株式会社ワコムの商標または登録商標です。
※その他、本書に記載されている会社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。
※本書に記載されている内容は発表時点のものです。やむをえない事情で当日の内容に変更が生じる場合があります。

<報道機関からのお問い合わせ先>
株式会社ワコム 広報室
電話:03-5337-6702
Eメール:wacom-pr(at)wacom.co.jp