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2021/05/12

コネクテッド・インク・ビレッジの発足について

株式会社ワコムは、「アート、テクノロジー、学び」を、中長期および社会的な視点から、持続的に支えていく取り組みを実践するための団体として、一般社団法人コネクテッド・インク・ビレッジを 本年2月16日付で設立いたしました。

コネクテッド・インク・ビレッジは、「芸術およびアートを通じて表現される、人間としての深みの追求」、「新しい学びの価値観の探求と推進」、「それらを支えるためのテクノロジーの実装や、さまざまなコミュニティーとのコラボレーション」を模索し、実験的な取り組みを行う場です。その観点から複数のプロジェクトを運営、関連するコミュニティーを構築したりつなげたりすることで、新しい文化や価値の軸を生み出し、社会実装することを目的にしています。

コネクテッド・インク・ビレッジが長期、かつ安定的に活動を行い、さまざまなプロジェクトを 通じて新たな視点や発想を社会に展開し続けることを支えるため、ワコムは2億5千万円の寄付金を拠出いたします。

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コネクテッド・インク・ビレッジのロゴ (るんびにい美術館 アーティスト小林覚氏の作)

コネクテッド・インク・ビレッジのもとで計画されている主なプロジェクトの例
人間表現 ブレイクスルー プロジェクト
表現活動に地道に取り組む人たちを持続的に支援すると同時に、異分野との連携の 機会をアレンジすることなどにより、表現活動におけるブレイクスルーを生み出す試み。

STEAM奨学金プロジェクト 及びSTEAMテクノロジーコンテスト
コネクテッド・インク・ビレッジ独自の視点から、STEAM(Science, Technology, Engineering, Art, Mathematics)教育を支える奨学金の交付や、テクノロジーコンテストなどを実施。

海外各地の地域マイクロ コミュニティー支援プロジェクト
海外各地における、それぞれ色合いの異なる「アート、テクノロジー、学び」の姿を尊重し、 各地のマイクロ コミュニティーの形成や活動を継続できるよう、運営資金面の支援等を行う。

こうしたプロジェクトにおける取り組みのいくつかは、パフォーマンス・ステージやコンサート、アート展示、発表会など多様なスタイルで、今年11月にワコムが開催するコネクテッド・インクのコンテンツの一角を形成します。世間に公開する機会を通してイベント参加者と知的・人的など様々な面において幅広く交流することで、さらなる成長の促進が期待されます。

一般社団法人コネクテッド・インク・ビレッジの概要
・ 名称:一般社団法人コネクテッド・インク・ビレッジ
・ 設立年月日:2021年2月16日
・ 所在地:東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー31階

• 代表理事:井出 信孝(株式会社ワコム代表取締役社長兼CEO)
• 理事:後藤 朋俊(日本フィルハーモニー交響楽団常務理事)
• 理事:板垣 崇志(るんびにい美術館アートディレクター)
• 理事:成島 啓(株式会社セルシス代表取締役社長)
• 理事:森屋 和喜(一般財団法人キャンパスOJT型産学連携教育推進財団代表理事)
• 理事:奥山 晶子(株式会社ワコム 企業DNA、新しい働き方、新チャレンジ担当)
• 事務局長:桧森 陽平(株式会社ワコム コーポレート エンゲージメント担当)

【ワコムについて】
株式会社ワコム(東証一部: 6727)は、デジタルペンの技術を通して、「デジタルで描(書)く」体験をお客様の様々なニーズに合わせてお届けする、「テクノロジー・リーダーシップ・カンパニー」です。ワコムのペンタブレット製品は、全世界150以上の国と地域で、映画制作や工業デザインのスタジオ、デザイナー、マンガ家などのプロクリエイターから、趣味でイラストや写真加工を楽しまれる方まで幅広くご愛用いただいております。また、「書いて学ぶ」ことが欠かせない学校や塾など教育の現場、医療現場での電子カルテ等の記入、金融機関等での各種申込書、クレジットカードの電子サイン用にも、ワコムの製品は使用されています。さらには、オフィスや家庭で使われているデジタルペンを搭載したパソコン、タブレット、スマートフォン向けにもワコムのペン技術をOEM提供しており、多くのモバイルIT機器に搭載いただいています。 ワコムはこれからも、最先端技術との連携も視野に入れた新しいデジタルペンの体験と価値をお届けしてまいります。

<Contact Information>

株式会社ワコム 広報室 Tel:03-5337-6702 E-mail: wacom-pr(at)wacom.co.jp