株式会社ワコムは、本日開催された取締役会において、当社取締役EVPで、テクノロジーソリューション事業、プラットフォーム＆アプリケーション事業を担当する井出信孝（いで のぶたか）が、2018年4月1日付で、代表取締役社長 兼 CEOに就任することを決定いたしましたので、お知らせいたします。 現任代表取締役社長 兼CEO の山田正彦は、同年3月31日をもって代表取締役社長兼CEOを辞任し、6月下旬に開催予定の当社第35回定時株主総会終結の時をもって、当社の取締役を退任する予定です。
当社は、2017年4月1日付で社外取締役を中心に構成する指名委員会を設置し、同委員会は、グローバルな視点で事業ビジョンを主導し、健全なガバナンスを実現することにより、企業価値を向上させていくことができる次期代表取締役候補を選定するために検討を重ねてまいりました。同委員会の推薦に基づき、取締役会において議論を行った結果、今回の決議に至ったものです。
現任 代表取締役社長兼CEO山田正彦のコメント：
「当社は人間の創造性を支えるユーザーインターフェイスであるデジタルペン技術を通して、コンピュータグラフィックスや教育、医療分野などのデジタル化に貢献してきました。また、新たにVR（仮想現実）/AR（拡張現実）デザインや、デジタルインクの標準化などに取り組んでいます。一方で、クラウドやIoTソリューションを軸にIT業界の再編が進む中、当社がさらなる発展と成長を目指すにはグローバルな戦略的パートナーシップを主導する新たなリーダーシップが必要です。井出信孝氏はそのキャリアを通して多くの新規事業開発の経験を積み、当社のテクノロジーソリューション事業の成長に貢献するとともに、主要な戦略パートナーシップの確立を主導してきました。そのリーダーシップと手腕をもって、ワコムの継続的成長とさらなる飛躍を実現してくれると確信しております。」
新任 代表取締役社長兼CEO井出信孝のコメント：
「この度次期代表取締役社長に選任され、その重責を担うにあたって、改めて強い使命感を覚えています。まずは、お客様と緊密な対話を重ね、当社が提供する価値の核であるデジタルペンとデジタルインクの領域で継続的な技術革新を推進いたします。お客様にとって価値ある体験を創出し提供し続けることにより、既存市場に加えて、新しい市場を切り開いていくべく、戦略的パートナーの方々と共に取り組んでいく所存です。ブランド製品事業、テクノロジーソリューション事業の両輪で将来へ向かって継続的に成長していく基盤を整え、『クリエイティビティ（創造性）にあふれる活き活きとした世界』というビジョンの実現へ向けて、次の一歩を踏み出し、全社一丸となって邁進していくことをお約束いたします。」
井出は、2013年8月にワコム入社後、コンポーネント事業部（当時）のマーケティング責任者として、新方式デジタルペンの顧客開拓や主要パートナー各社との提携を主導、2015年7月には、テクノロジーソリューション事業の責任者（SVP）に就任しました。今年4月には、同事業とプラットフォーム＆アプリケーション事業を担当するEVPに、さらに6月には取締役に就任しております。
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【ワコムについて】
株式会社ワコム（東証一部：6727）は、1983年に創業し、現在では日本を含めた全世界150 以上の国と地域で製品を販売しています。これまで、よりクリエイティビティに富んだ世界を実現するための製品をお届けする中で、世界中のデザイナーやクリエイターの方々のご愛顧を頂いて成長してきました。当社のペン&タッチタブレット、液晶ペンタブレット、モバイルクリエイティブタブレット、スタイラス製品、そして各種デジタルインターフェイス機器は、デジタルアート、映画、特殊効果、ファッション、商品デザインなどの分野で幅広く利用されています。当社はまた、若手のデザイナーやクリエイター育成をサポートする多くの活動にも参画しています。当社の培ってきた技術をモバイル端末用途に最適化したWacom® feel IT technologiesは、各社が展開するスマートフォン、タブレット端末、電子書籍端末など様々な製品群にコンポーネントとして採用されています。
以上のように、当社が提供する技術は、ビジネスからホームユースまでのさまざまなシーンで、デジタルコンテンツクリエイション、医療・教育・金融などの分野で利用されています。
※ワコム、Wacom feel IT technologiesは株式会社ワコムの商標または登録商標です。
※その他、本書に記載されている会社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。
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