スマートホームの未来における暮らしの質感

スマートホームの未来における暮らしの質感

家族の絆を紡ぐ大黒柱「柱の記憶」

mui Labは、「カーム・テクノロジー 」を軸としたデザインと技術を通じて、人の心にいつでも寄り添うデジタルテクノロジーを普及させるIoTスタートアップです。 2019年にデビューした、手書きメッセージを送信できるなど情緒的な体験を重視したスマートホーム用インターフェース「mui ボード」の発展形として、ワコムのインクテクノロジーを活用したデジタル版の柱「柱の記憶」を開発。

「柱の記憶」は、柱に身長を刻むという世界共通の習慣に着目したことから生み出されました。子供の成長の記録と共に、家の中に浮遊する家族の思いがワコムのデジタルペンで書き溜められていくことで、日常的に心のつながりが育まれながら、いつかの未来とつながることができます。家族の軌跡に時を超えて再会できる、さながらタイムマシンのようでもあり、家の中心で家族をそっと支える「大黒柱」の象徴的存在でもあります。

「Connected Ink 2022」のmuiブースでは「柱の記憶」を展示予定。19日の当日は、家族の日々の伝言やメモを書きつける「伝言板」と、家族にとって大切な日に関連したメッセージが複数表示される「特別な日」を体験いただけます。

「柱の記憶」を実装した家「muihaus.」が2022年にJIBUN HAUS.(株)より販売開始。当日は、佐賀県で竣工したばかりの「muihaus.」を中継で繋いでご紹介します。

カーム・テクノロジーによる暮らしとIoTの美しい調和

2022年6月、イタリアのミラノサローネにて、mui Labの志向するスマートホームの未来の姿を表現したコンセプトモデルを展示。モノと人のダイレクトなつながりに留まらず、空間までインタラクションの領域を広げ、人の日常的な身体動作を組み込み、家具や道具がアプリケーションとして振る舞う、まだ見ぬ先の暮らしの形。住まい手が日常のルーティンをこなすうちに自然に空間が整っていき、心も穏やかになる。テクノロジーが環境に消え、存在を意識せずに穏やかに暮らせる風景を描き出しています。この体験では、朝の起床時にカーテンを開けると、muiボードに家族がこれまで書き溜めてきたメッセージがふいに現れる情緒的なシーンから始まります。人間の軌跡を捉えて可視化するワコムのインクテクノロジーで実現した体験です。