当社は、事業活動にともなう環境負荷の低減に取り組む一方で、環境保全の精神に沿った製品・技術の創出にも取り組んでいます。
環境に配慮した製品への取り組み
ワコムの品質・環境方針 |
ワコムの品質・環境方針
ワコムは、テクノロジー リーダーシップ カンパニーとして、ユーザーの皆様とともに、デジタルインクが拓く終わりなき創造の旅、そして人と社会にとって意味のある成長を追求し続けていきます。 手書(描)きのチカラをお伝えするため、技術力を活かし、進取的に品質管理に取組み、社会の発展に寄与する革新的な製品・サービスを提供します。 また、 コンプライアンスを徹底し、マネジメントシステムの改善にも継続的に取り組んでいきます。
2021年6月2日 株式会社ワコム 代表取締役兼CEO 井出信孝
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気候変動への対応について 地球温暖化による気候変動が深刻化し、世界規模での課題となってきています。国や自治体、企業等におけるESG/SDGsへの取り組みへの機運も年々高まってきており、各国でもパリ協定を基に2020年以降の「温室効果ガス削減・抑制目標」が設定され、再生可能エネルギーの導入や環境配慮型商品・サービスが推進されています。ワコムは、気候変動を環境経営における重要な課題として捉え、温室効果ガスの削減に取り組むと共に、気候変動が事業環境に及ぼすリスクや機会を踏まえた事業活動を行っています。年々増加している水害等自然災害により企業活動が制限されるリスクに対してはBCP対応を進めており、環境配慮製品の開発を機会と認識し、体制強化に取り組んでいます。また、バリューチェーン全体でのCO2排出削減につながる行動を、ワコム サプライヤー行動規範への賛同と実践を通じてお取引先様にお願いしております。 中期目標の設定 ワコムは、ほとんど全ての製造工程を海外の生産委託工場に外部委託しており、自社の事業活動自体から排出されるCO2排出量は大きくありませんが、地球全体におけるCO2削減に少しでも貢献するため、気候変動イニシアティブ(JCI)に参加すると共に、2030年度に達成すべきCO2排出量目標を設定いたしました。 再生可能エネルギーの早期導入を検討すると共に、2014年度を基準年※1として2030年までに48%のCO2を削減し、715 t-CO2以下にすることを目指します。※2 ※1 2013年度にオフィスの移転や拡張が行われた経緯を踏まえ、2014年度を基準年度として設定しています。 ※2 2021年にCO2排出量削減目標を年率2.5%に修正しましたが、年率4%に上方修正しました。 2021年度は、本社の照明のLED化やテレワーク等を推進することにより、CO2排出量が915 t-CO2となり、目標値(1032 t-CO2/目標変更前の目標値は、1151t-CO2)を超えて大きく削減することができました。エネルギー原単位の削減は目標として設定していませんが、実績の推移を公開していきます。2012年度~2021年度のCO2排出量推移につきましては、環境パフォーマンスの項目をご覧ください。 尚、2021年度から海外拠点の環境パフォーマンスデータの収集を開始いたしました。収集可能なデータがほぼ特定できましたので、把握できたものから順次公開いたします。今後は、CO2排出量削減のために実行可能な施策を検討すると共にグローバルでの目標設定を検討していきます。 |
環境パフォーマンス
電力使用量(日本) • 電力使用量は、ISO 9001/14001の認証対象事業所である本社及び東京支社について集計
CO2排出量(日本) • CO2排出量(スコープ1)は、社有車のガソリン使用量と本社厨房のLPG使用量から算出。
エネルギー原単位(日本) • • 参考値として売上高(億円)あたりのCO2排出量(スコープ1とスコープ2)を算定。
水の消費(日本) • 東京支社の水道使用量は、ビルオーナーからデータ取得不可のため、本社の水道使用量のみ集計。
廃棄物発生量(日本) • 廃棄物発生量は、ISO 9001/14001の認証対象事業所である本社と東京支社について、産業廃棄物、一般廃棄物、売却した有価物の合計重量。 |
環境パフォーマンスデータ(全世界)
2021年度 | 日本 | アメリカ | ドイツ | 中国 | 台湾 | 合計 |
CO2排出量 (t-CO2)Scope1+2 |
915 | 128 | 0 | 130 | 44 | 1217 |
水の消費(㎥) | 2144 | - | - | 18.4 | - | 2162.4 |
• 原則所属人数が30名以上の拠点を対象にデータを収集。
• 日本以外の拠点のCO2排出量は、購入電力の使用量から算出。(Scope2)
•ドイツでは排出係数がゼロの電力を使用しているため、CO2排出量はゼロ。
•一部拠点では、水の使用量のデータ取得不可。
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