4.リスク管理
ワコムではリスク管理体制として、グループCEOを委員長としたコンプライアンス リスク コミッティを設けており、ワコムの海外現地法人を含めた各部門の管理者は、リスクの発生及び予測されるリスクに重要な変化があった場合、当組織に報告することを定めています。気候変動問題リスクの特定・評価はESGタスクフォースが実施しており、ワコムに重大な影響を与え得るリスクについてはコンプライアンス リスク コミッティと共有及び連携の上、最小限 に抑えるため適切に管理・監督を行っています。これらの活動はグループCEOから取締役会へ定期的に報告されています。
5.指標と目標
気候変動への対応については、気候変動イニシアティブ(JCI)に参加するとともに2050年のカーボンニュートラルの達成に向けて、中間目標として2030年度に達成すべきCO2排出量目標を設定し公表しています。再生可能エネルギーの早期導入を検討すると共に、2014 年度を基準年※1として2030年までに48%のCO2を削減し、715 t-CO2以下にすることを目指します。
※1 2013年度にオフィスの移転や拡張が行われた経緯を踏まえ、2014年度を基準年度として設定しています。
CO2 排出量削減活動
2021年度は、本社の照明のLED化やテレワーク等を推進することにより、CO2排出量が914 t-CO2となり、目標値(1032 t-CO2/目標変更前の目標値は、1151t-CO2)を超えて大きく削減することができました。エネルギー原単位の削減は目標として設定していませんが、実績の推移を公開していきます。2012年度~2021年度のCO2排出量推移につきましては、環境パフォーマンスの項目をご覧ください。 尚、2021年度から海外拠点の環境パフォーマンスデータの収集を開始いたしました。収集可能なデータがほぼ特定できましたので、把握できたものから順次公開いたします。今後は、CO2排出量削減のために実行可能な施策を検討すると共にグローバルでの目標設定を検討していきます。
2022年11月8日から本社にて彩の国ふるさとでんき(卒FITの自然エネルギー電力活用)の導入利用を開始いたしました。これにより2022年11月以降の本社のCO2排出量(Scope2)はゼロになる見込みで、2022年度の環境パフォーマンスデータに反映される予定です。
電力使用量(日本)

•電力使用量は、国内の全事業所について集計
CO2排出量(日本)
• CO2排出量(スコープ2)は、購入電力のみのため、「特定排出者の事業活動に伴う温室効果ガスの排出量の算定に関する省令」の排出係数を用いて算定。各事業所が所在する地域において電力供給を行っている一般送配電事業者(本社と東京支社は東京電力エネジーパートナー株式会社)の各年度の調整後排出係数を使用。
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