1994年、中国で生まれた Crystal Kung は、台湾の台北育ち。現在は、台北を拠点に 3D アニメーションの勉強をしながら、イラストやキャラクター制作でその優れた実力を発揮し、注目を集めている若手イラストレーターである。
彼女の描き出す作品の多くは、街で出会った人々や彼らのストーリーに基づくもの。そして、独自で創造し、紡ぎだしたストーリーを描いたものである。
Crystal は、すでにいくつかのデザイン賞にノミネートされ、『Frrresh Visual Arts』誌などにもその特集が掲載されるほど。学生ながらイラストレーターとしての地位を確立しつつある。
16 歳のときに初めて手にしたワコムのペンタブレットを用い、ほぼ独学で Photoshop でのデジタル アートの制作を開始。彼女の描き出す世界は、どちらかとういうと「西洋的」なキャラクターと曲線が特徴で、台湾に在住する大半のイラストレーターの描く世界やマンガとは異なる世界観が漂う。一見するとステレオタイプなその作品は、彼女のバックグラウンドを経て独自のスタイルと無限の創造性を磨きあげ、今や、多くの人が魅了される作品を作りだしているのだ。